7月末、ドイツから助っ人ニコラスがやってきました。
インターンシップのプログラムを利用してきた彼は、
1か月東京で日本語を勉強してきたそうで日本語で
「こんにちは、どうぞよろしく」とあいさつしてくれました。
「うぇるかむ、ないすとぅみーちゅー」と心で唱えていたけど、
何も出てこず「こちらこそよろしくー」というのがやっと。
お互いに緊張していた初対面でした。
お店の中をちょっと見てもらい、隣の自宅へ案内しました。
人が入れるほどの大きなバッグをニコラスの部屋がある3階まで
運ぶのはとても大変そうでした。
彼の部屋は昨年結婚した次男がいた部屋で8畳ほどの広さ、
ベッド、デスク、クローゼットがあります。
家の中をざっと案内し、事前に用意した「持田家のルール」を
渡しました。
これは次男の嫁にすすめられ作ったもので、一日のスケジュールや
家の説明を英語で用意しました。
当初の予定では、週に4~5日、一日4~8時間手伝ってくれるはずでしたが3週間経った現在まで、ほぼ毎日私たちと同じフルタイムで手伝ってくれています。
猛暑の佐渡の食堂の厨房、オープン前は付け合わせのサラダや
てんぷらの食材の下準備、注文に応じて揚げ物を担当してくれています。
何をいくつ揚げるのか、どのお皿に盛りつけるのかもすぐに覚えてくれました。
常に明るく、元気な声で「ハイ~!」と仕事をこなす彼は忙しさにギスギスしがちな
私たちを和ませてくれます。
私たちがより打ち解けやすくなったのには「Duolingo」という外国語を学ぶアプリの存在がありました。
長女からこのアプリを教えてもらい、ニコラスが来る少し前から勉強を始めていました。
ゲーム感覚でできる学習アプリで、孫がいる私でも楽しく学習できます。
このアプリをやっていたら、ニコラスが「どゅおりんご!」と叫んだんです。
なんと彼もこのアプリで日本語を勉強していました。
彼は日本に来るとすぐに始めたようで、30日間勉強していました。
私はその時、まだ6日目。
間違えたら恥ずかしい、どういえばいいかわからない、といった不安があり
ついついGoogle翻訳に頼って、表示された英語を見せるだけでしたが
このアプリのおかげで覚えた単語やフレーズをお互いに伝えあい、
褒めあうことでとても距離が縮まりました。
このアプリを使い始めて今日で28日。
最近出てきたフレーズでお気に入りは「あいむおーるそぅやんぐ!」
私も若いです!です。
30代のスタッフたちに負けないよう気持ちは若く、この暑さ厳しい夏を乗り越えます。
Comments